最初に悪性貧血の言葉を聞いたのは、何年前になるか忘れてしまった。
30年以上も主治医となっていた開業医が体調不良で閉院となってしまったから、今となっては調べようも無い。
始まりは、どうも疲れが取れない期間が続いた為主治医に相談した。
検査の結果、貧血を起こしているとの事、最初は増血剤(鉄分)を処方されたが余り芳しく無い。
一ヶ月経った頃、先生が悪性貧血の話をして来た。それと、ようやくその悪性貧血を直す方法が見つかった事。
その先生も貧血と分った時直ぐにその事を持ち出さなかったのは、まだ一般的に知識が広まっていなかった為。
いつまでも改善しない私の体調を見て調べ上げてくれたようだ。治療方法が確率していなければその時点では、
悪性貧血と診断され不治の病となったのだ。
この先生からの処方は3年に一度のペースで10回から15回、注射でビタミンB12を体内に蓄積させると言う物。
口から入る食物からB12を摂取出来なくなっているので静脈注射で補ってやる。
このスパンを何度か行っている時に主治医が閉院してしまい1年が経つ頃、体調不良が襲って来た。
主治医が閉院したので次の主治医を見つける事にした。 運良く良い先生を見つける事が出来てまず、花粉症の
薬を処方して頂いていた。
私がこの小説 博士のマッサージを書けるような切っ掛けを頂いた先生である。
最初に今までの経緯を話たら 今はB12の値が分りますよ と言われたので検査した。
結果は 294 初めての事でこの値がどのような物か分らない。正常範囲は 233 から 914 との事。
体調不良になったのは、先生にお世話になり始めてから1年経つか経たない頃であった。
十年以上忘れていた体調不良なので原因が貧血で有る事に気がつくのが遅れた。
ようやく、それに気づいてB12による貧血の事を先生に話したら、B12の値を調べましょうと言われた。
結果は 282 前の検査から5ヶ月後位である。
実際の経緯は、最後にB12を注射してから2年後位に主治医が閉院して、次の主治医となる先生に花粉症の薬を
頂き、花粉の季節が終わった頃不調になった。ゴールデンウイークの休暇中にやりたい事が有ったが、どうも体調
が悪く行う事が出来なかった。後の休暇日に意を決して行ったが、 (新築した家の床下掃除) 疲れがなかなか
取れない。 それからの行動はB12値の表に記したようになる。
実際にB12をどのように体内に入れたかは、ネオラミン・スリービーと言う静注用液で有る。これを5パーセント
のブドウ糖液と共に注射する。 最初の頃はB12の濃縮が未熟で注射器の中の薬液はかなり薄いピンク色で
有った。 現在は色々な物にB12が入っていて、そんなにB12って役にたつのっと思う。
実際、このネオラミン・スリービーは神経痛、筋肉痛、関節痛、の薬。 つまり、腰痛の薬で有る。
これを使用し始めた頃は先生がこう言った。 悪性貧血専用の薬液が無く腰痛の薬を使っている、だから保険的
には腰痛の治療になると。 大人の事情はともかく私の体が元気になれば良いです。
今はどうなのでしょう、B12だけの薬剤って存在しているのでしょうか。
私はギックリ腰の腰痛持ちですから、非常に都合の良い薬です。
今はB12の値を定期的に調べて、これからどのような摂取の仕方をすれば良いか考えています。
その成果が出ようとしています。
これから先ずっと検査をし続ける訳には行かないからです、費用も掛かりますし、お医者さんごっこを何時までも
続けられません。 有る程度パターンが分れば、当てはまる月に検査をする程度で把握出来るでしょう。
それを見つけるのがB12値のグラフです。
この試みをしようと思ったのは、主治医の先生がこの腰痛の薬を私以外の方に使用しなかったからです。
そうすると何が起こるかと言うと薬液の無駄が出来てしまうからです。
この薬液は栄養ドリンクの瓶の様な色をしたアンプルに入っていてその使用期限は1年半。
薬液の販売単位は10本、 最初に使用したのは15回だから5本余っていた訳です。 次に注射しようとした時、
その5本はすでに使用期限が切れていました。
そこで昔のある経験からB12の摂取方法を考え付きました。
それは、注射するスパンを短くする事です。 つまり、血液中のB12の濃度を常に上げて置く事です。
経験した有る事とは、25年位前、半導体製造工場で純水製造装置を受け持っていて、純水として使用出来る純度が
低下すると、再生行程を行ってまた純水を製造出来るようにする。 この時の経験から生まれたものです。
どのような事かと言うと、先輩から教えられた通りに行うと5時間以上時間が掛かります。
2床3塔、 2B3T型純水装置と言う装置で、前後にカチオン樹脂、アニオン樹脂が入っておりその樹脂に塩酸、
水酸化ナトリュウムを通水してそれぞれ吸収したイオンを吐き出させる、2メータ以上の塔の上部は液体だけで、
樹脂が無い空間が有ります。それぞれの薬液は上部から侵入しますから上部の水部分の濃度が上がるまで樹脂には
薬液が浸透しません。 せっかくの薬液も薄められてしまいます。
そこで塔の中の樹脂上面すれすれまで水を抜いてから薬液を注入する。
これに関しての説明はこの位にしますが、このように色々工夫したお陰で再生時間を最小で2時間16分にする事が
出来た。 キーワードは濃度です。
B12の話に戻しますと、注射を間隔を開けてだらだらと行うより、腕の注射あとの様子を見ながら出来る限り間隔を
少なくする。 その様子が下の表です。 最初は一週間に2度ですが今度は1週間に3度としました。
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