リレーシーケンスの基本中の基本

 自己保持回路        

     

上の図が基本回路です。

これに色々な要素が付け加わるだけです。

私はいつも上の図のようにコピー用紙にフリーハンドで回路図をメモ書きして

制作します。

ブレーカ直入れでない、押しボタンで運転したり、止めたりする機械でしたら

この図の回路で動いています。

a接点の押しボタンを押すとリレーまで電気が流れリレーが動作します。

そのリレーのa接点が閉路となり、手を放すと開路となる

a接点押しボタンスイッチを短絡させます。

そうなると、次にb接点の押しボタンスイッチを押さない限り電気は流れつづけ

機械は運転状態のままになります。

過負荷でサーマルを跳ばした時マグネットのボタンを押しますが、それが中に

ばってんが書いてある記号のサーマルリレーです。

これが離れると回路が切れますから機械は止まります。

このように、機械の回路は単純な構成が組み合わさっているだけで難しい事は

有りません。 これから先はどのような動きをさせるかで違ってきます。

一定時間後に停止させたいならタイマーを付ける等。

その他に多い制御としては水槽、地下水槽、高架水槽等の水位制御

があります。

これらの制御盤が古くなり業者に制作依頼すると物によってはかなり高額と

なってしまいます。 これを自分で作りましょう。

次回は一番経済効果の有りそうなポンプ制御盤についてアップします。

 漠然と回路の説明をしていくより見ている方から”このような

場合どのような回路になりますか?”など、ありましたら知らせて

頂ければ、より実状にあった実務が拾得出来ると思います。

   次回またお会いしましょう。

                     
  

 ただ、図面上で勉強しても分かりずらいかと思います。

上の回路図を作るのに必要な部品を写真でお見せします。

     

1、が回路を組んでいくためのリレー 2、が負荷(モータ等)の電源を入り切りする

マグネットスイッチ 3、が操作するためのスイッチ(沢山の型が有る)

4、がタイマー(時間制御)

5、が圧着ペンチ とりあえずこれが普通の工具で無い道具(電線を配線する時

端子を信号線に取り付ける工具)2〜3千円だと思う。1.25スケアと2スケアの物。

 もし、このような自己保持回路を組んで見たいと思う方は連絡下さい、

回路図と部品は中古で良かったらさしあげます(数が少ないので無くなったら終了)。

お渡し出来る部品が無くなりました。

実際に何かの装置を動かす為に新品で制作したい方は部品の入手方法等教えます。

      制御盤ページを作った当人の紹介をします。