東 京 電 力 の 3 時 間 停 電 対 策
震災による東電の輪番3時間停電を経験して、行動に移した事を発表します。
直ぐにやって来た夜中の停電に対して行ったのが、以前から持ち合わせていた直流12V機器です。
20Wのサークラインを用意して丁度良い指示金物が見つかったので固定
12V20Wインバータ
サークラインの横に有るのが
バッテリーから受けたスイッ
チボックス。
ジョンソン端子で分配。
丸形圧着端子及びバナナプラグ対応。ヒューズは4A2個10A1個。
次は10年前くらいに購入してあった冷陰極管照明セット
2台揃うと結構明るいです
デル製15インチ液晶モニタのバックライトインバータが故障していたので、秋月電子でこのセットを
3セット購入して余っていた物を流用した。
冷陰極管2個とインバータが入る丁度良い大きさのタッパを見つけ、組上げた物。
蓋側は曇りガラス風になっていて柔らかな光となった。 
結構タッパとは思えないほど雰囲気が有ります。
2回目の夜間停電に間に合わせたLED照明。
左の写真のLED照明は
自動点滅器により暗く
なったら点灯するよう
に最初から設置して
有った12V用LED照明
普段からこの照明のお
陰で1階、2階の廊下と
階段の照明は特別な事
がなければ点灯する必
要が有りません。
右上の写真はバッテリーからの直流12Vを配電盤
下の自動点滅回路まで送る為の配線とコネクタ。
下に設置して有る自動点滅LED照明回路は12Vの
スイッチング電源を内蔵している、その電源回路
と外部電源をリレーで制御して上のコネクタから
電源が送られれば、何時でも明るさに関係なく点
灯する事が出来る。
LED照明は全部で11個付いていて、合計の消費
電力は5W程度で有る。
これから紹介する物は本格的に対応を考えた物です。
AC100V用照明器具の点灯。
左のインバータは1年前に買っておいた物。 右の小さい方は此のたび新しく購入した物。
上記の12V照明ではやはり照度が低く頼りないですから、何時も使用しているような照明器具を点灯
しようと考えた物です。AC100V器具を使用するに当たって、何が必要か。点灯形態は。
それらを考えて購入したのが、小さい方のインバータと下記改造を施すインバータ式照明器具です。
普段使いの蛍光灯と同じにしたい、っと言う訳で70Wの
サークライン器具を3480円でゲット。
これは38Wと40Wの蛍光管一つ一つにインバータが付いて
いて、非常に使い易い形式の物です。
居間に設置するので居間の器具と同じに装着出来るブラ
ケットを購入してそれに穴を開け、蛍光灯器具をぶら下げ
るようにして既存電源との切り離しを行う。
取付けたプラグにインバータからの電源を接続して点灯
させる。通常は40W有れば十分なので器具のスイッチで
40Wにして置く。
何故、インバータ→インバータなのか。手に入れた小さいインバータは方形波で電力管理の為に85V〜
90V位の電圧しか出ていません。
そこにトランス式の器具を使用すると電圧不足が生じてしまいます。
インバータ式では多少の電圧不足が有っても電力的に十分なら稼働します。
勘違いする方が居ると思いますので付け加えておきますが、上のインバータでは扇風機は稼働しませ
ん。 羽が回りますが、その様は、ハエが止まりそうな位ゆっくりとした物で使い物になりません。
大きい方のがアルインコの300W、小さいのがホームセンターで購入した聞いた事の無いメーカの
140W。 いずれも短形波ですので用途は限られます。そして、サイン波と違いますから器具から音を
発します。 僅かに電気回路を叩きますが、寿命に影響する程では無いでしょう。
140Wのインバータで10分位点灯して見ましたが、そんなに熱くなる事も無く快調でした。
しかし、欲求は留まる所を知らず、更なる行動を起こします。
 350W 50Hz サイン波 インバーター
急遽製作したインバーター電源、インバータ本体とバッテリーを分離出来ます。
停電時、石油ボイラーを使用出来るように、っと考えて150W以上のスペックを選びました。
そして夏に停電でも行われたら厳しい事になるので、扇風機の2〜3台回せるように。
この装置を母屋の中に置くのは厳しいので、小屋置きとして、小屋からの電気配線もしました。
自動点滅器の電線取入れ配管からインバー
タ用電線を引き込む。
インバータ用コンセント
他の地域で計画停電をしている時間帯に充電をしていたのでは意味を成さないので深夜充電出来るよう
タイマー機能も持たせた。
外部充電器と内部充電器に対応。
バッテリーとインバータ本体を電気的に切り離す
上の小さい方を搭載する予定。切り離しスイッチをオフにしないと充電
回路が動作しない仕様になっている。
内部の様子、左が回路図
たぶん、使用する時間の方が少ないでしょう
から、普段はホコリをかぶらないように蓋を
して置きます。バッテリーの方は水素爆発を
防止する為に上下に穴を開けて有ります。
いかがですか、インバータは多種多様な物が有ります。用途に有った物を良く選んで採用しましょう。
方形波タイプとサイン波タイプでは値段が一桁違います。
サイン波の物は電力会社の品質を維持しています。
このようなインバーター電源を作っている時、むかし確かバッテリー電源を作った事が有ったはずっと
思い出し、見つけて来たのが次の装置です。
 停電時自動照明点灯装置
この装置、色々機能が有りますがどのように操作させ
るのか覚えていなかったので、蓋を開けて回路を追っ
てみました。
製作当時、AC回路とDC回路が入り交じって、面倒くさ
いので回路図を書かなかった。
今になってチョット苦労しました。
装置にバッテリーと12Vで20Wのサークラインが点灯出
来る物と10Wの直管蛍光灯を点灯出来る物を1階と2階に
設置しておく。

停電になると自動で12V回路に送電して灯りが点灯する
カミナリ時の停電見たいに30秒とか1分くらいの停電で
は問題が無いが、停電時間が長くなってしまった時、過
放電を防ぐ為に送電時間の設定をして自動で回路を遮断
するタイマー。 そのタイマーをキャンセルするSW。

充電回路は手動充電と日常ではバッテリーの内部放電を補充する為の1日、1回か、2回、容量に合わせた充電時間を設定して自動充電を行わせるタイマー。

1992年9月26日に完成した物で使用していた期間は2〜3年でした。またこの装置を引っぱり出すよう
な事になるとは、これを仕舞い込んだ時には想像も出来なかった。105Dクラスのバッテリーなら十分
充電器としても活躍させる事が出来るが、少々大きいのでその使い方は止めて置きましょう。
今現在、少々古くなってしまったが、ディーゼルエンジンにも使用出来る充電器が有るが、古くて心許
ないので、新規に充電器を作る事にした。 それのトランスがインバーターの所に載せた物です。
安物のインバーターは周波数も55Hzと、どっちでも良い値になっています。
しかし、これはモーターには使用出来ない場合が多いです。
短形波の品物は使用する機器を決めて採用して下さい。 
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  充電器の製作が完了しました。興味有る方はご覧になって下さい。