T20プッシュプルステレオアンプ


 1991年9月完成

 初めての”なす形”真空管使用アンプです。

トリュームタングステンヒータで使用アンプの中で一番明るく輝いて、これぞ真空管と言える物です。

このT20真空管は今まで制作記事等なく、まったくの手探り状態からの出発でした。

真空管試験器を持っていないのでバラックでそれぞれの電圧を供給して特性を把握しました。

ヒータが直熱で7.5ボルトなので交流点火は出来ず、直流点火しなければハムがもろ出になります。

しかし、普通の整流回路ではいくらコンデンサーを足してもハム音は取れず、初めてヒータ回路にも

TR式電源回路にしました。

出力トランスと並んでいるコンデンサーは3200μF350Vで直列にして使用、807、、6GB8のアンプより

力強い電源になりました。