剣 道 か ら 居 合 道 へ
時間の余裕が出て来て以前からやってみたかった居合道の練習を始めた。
始めたと言っても刀を使っての練習では無く、まず、体の鍛錬を始めた。

昔行っていた剣道以上に瞬発力を要求される、今の筋力では到底練習も出来ない。
そこで少し前から行っているストレッチ運動を紹介します。
筋トレと言うにはまだ早い状態でストレッチです。
午前と午後の2回に分けて行いますが、回数は1日合計で表示します。

まず、健常者のリハビリ運動を一通り行って、腕立て伏せを60回、腹筋を60回、片足立ち60秒、
四股20回、足直角曲げ姿勢1分(スクワット)、これが済んだら2.5km/hで40分歩く。
少し前まではこれで終了だったが今は5kgのダンベルで腕の筋力増強を行っている。
時々、片足1.5kgや2kgの重りを付けて過ごす時も有る。
足に付ける重りは寒い時期以外は汗ばんでしまいあまり行いたくない。

 
1kg、2kg、3kg、4kg、5kgと調節出来る。     片足1.5kg        片足2kg。
何時になったら本格的に練習を行えるようになるか分らない。
ダンベル鍛錬は筋肉に有る程度余裕が有るなら、最大の重さで行った方が良い、筋肉は破壊してこそ
強く大きくなる。

そんな事をしながら前から気に掛けていた剣道の防具を久しぶりに虫干しする事にした。
 
まず、そのまま太陽に当てて虫干し。

良く乾かしてから砲金ブラ
シとエアーで汚れを落とす
剣道着は手洗いした方が良いかも知れないが、洗う為の大きな
たらいが無い、クリーニングでも大丈夫かな。
こんな虫干しをしていると昔を思い出す。
小学校に入る前からチャンバラが好きで、よく自前の刀を作って
いた。
小学校低学年の時、いつものナイフで刀を作っている時、慣れな
い左手で木を削っていたら、右手人差し指の中節の真ん中を切って
しまった。
その頃は今みたいに傷テープ等無く小学生が取った行動は、お爺
さんが吸っていた、きざみ煙草を指で細かくしながら傷口に掛けた
もの凄く沁みて痛かったが、不思議に血は止まり、口で裂いたてぬ
ぐいを包帯代わりにして本人は涼しい顔をしていた。
しかし、傷は思ったより深く治ってからも何十年も傷跡が残った。三十年以上経った頃からようやく
傷跡が平になって来て今ではほとんど平になった。小説、ぼっちゃんではないが、骨でナイフの刃が
止まった。
このようにして作った刀で近所の墓場で友達と良く遊んだが、パチンコが流行った時、石ころを刀で
受け止めた事が何回か有る。今の親が見れば卒倒してしまいそうな遊びを繰り返していたものだ。
中学生になって剣道部に入った。
残念ながら剣道部の監督も顧問もいない。 そんな中、練習を行ったが腕前は相手に打ち込ませない
しかしまだ未熟で打ち込む事が出来ない、そんな訳かなんかで負ける事が無く、1年生で2年生を差し
置いて大会に出た。しかし、1本が取れず2試合とも1本負けした。
2年生の時は中学校統合が有り、学校はゴチャゴチャしていて何だか分らなかった。
3年生の時段位を取ろうと言う事になって、部員の身内で型などを教えて頂ける人が居るとの事で
ようやく初段を手にした。
三地区合併の中学なので当然地区ごとの先頭をきっている者が居る。中には同年生達にさん付けさせ
ている者がいた。他の地区から来たやつだ。
ある日コイツらが私の帰り道を塞いでいたので、私は自転車をいつもの右利き側から左利き側に移動
して何食わぬ顔で自転車のスタンドで臑部分をこすってやった。そいつがどかない事を見込んでの行
動で有る。そのまま帰ろうとすると取り巻きがなにやら言っていたが、こすられた本人が何も言わな
かったので一回振り返り、顔を見てそのまま帰った。
高校に入った時、いきなり帰宅部でもしかたが無いので剣道部を見学した。
練習を見ていると 入部希望だったら今剣道の経験をしませんか と言うので防具を借りて試合形式
での経験をさせてもらった。
その日はそのまま帰ったが次の日、お昼休みに剣道部の2年生3年生二人に理科準備室に呼び出された
話はと言うと、練習試合をした時の行動が生意気で有ると言って来た。
なんの事では無い、上級生を完膚無きまでやっつけてしまった事で有る。
話だけ聞いてその場は別れたが(掃除道具が有ったので)、勿論入部はしなかった。
一度、有段者の証であるバッジを詰め襟に付けて練習場に顔を出したが。
時は流れ、私にも子供が出来て3才になった時竹刀を作った。
左写真の右から2番目の竹刀が30の竹刀。鍔の部分に息子の名前
と3才と書いてある。
私が使った物はさすがに今は無い。30の竹刀の他は息子が学校で
使用した38だ。息子の物は消耗が激しかったので右端にある物は
カーボン・グラファイト製の竹刀でささくれは皆無である。
左端の木刀は40年以上前に買った物で最初はかなり白かった。

息子は小学生の時、少年野球をしていたが中学で剣道部に入った
同年の部員に恵まれ、指導者にも恵まれ県大会まで進んだ。
息子の同年輩は体も大きく頭も優秀な人材が多数いた。文武両道
の礼儀正しい連中で有った。

私は小学校2年生の春、朝礼での並び順を先生が決める為、身長を
見比べながら大きい人を順に後ろへ下げて行った時、次々に後ろ
へ行かされて、いつものように前から2番目にいたら最後から2番
目になってしまった。それ以来クラスでは後ろから5番目より前に来た事が無い。
今となっては私の身長はたいした事は無いがその頃としては高い方だった。息子もそのような身長で私より10センチ近く高い。

有段者の証のバッジ

右が私の物、襟に付けていた時間が長いので
擦れてしまい輝きが無くなってしまった。

息子のは現在もピッカピカです。

時たま、居合の先生がテレビで腕前を見せて
いるが、ただ刀を抜くだけでも気迫が伝わっ
て来る。素人が真剣をうかつに抜いたら腕を
切り落とすかも知れない。元巨人軍の王選手が真剣で素振りをしていたが身が凍り付く。

後半年も体を鍛えれば何とか居合の形を練習
出来るかも知れないが、まだ居合刀が無い。
嫁さんの実家にむき身の刀が鴨居に飾って
有ったが、家を立て替えてから見た事が無い
今までは気に掛けた事が無かったがチョット
気になる。
今の時点で刀がどうのっと言っても仕方が無
い、少しずつ刀の購入資金を貯めなくては。

体の鍛錬も下半身に付いては左膝の調子が良
ければかなり良い線で運ぶと思う、学生の時
見たいに膝小僧が二つ有るように見えるまで
は無理かも知れないが、現在でも同年代の方
より頑張っている。上半身は肘に注意して鍛
錬を行うようにする。

筋肉は訓練しないと脂肪に変わって行きます
自分のお腹を見ると痛切に感じます、これを
読んだ同年輩の方々、自分の体が重く感じた
ら用注意です、お互いに頑張りましょう。