待合室で珍しくインスタントコーヒーを飲みながら寛いでいた。

博士の院の駐車場には、車3台位なら雨の日に濡れずに建物に入る事が出来るように

なっていて、降雨時患者さんの負担が掛からないようになっている。

コーヒーを飲み終わる時、一人患者さんが入って来た。

博士はその方に　インスタントですが如何ですか　っと、コーヒーを勧めたら、

私は今、ビタミンC錠を飲んでいるのでインスタントコーヒーは飲んでいません

と言った。

あれっと、思いながら患者さんを見たら足がだいぶ痛そうなので、そちらの話に

なって行った。

患者さんの足の痛みは、膝の部分で骨には異常が無さそうで、話を聞くと、

夜、電動ルームランナーで20分ほど歩いて、朝起きたら膝が痛くなっていた。

前の日も同じ事を行っていたが何事も無かったらしい。

自分でも痛みを緩和出来るマッサージの行い方を教えながら施術をして、痛みが緩和

して来た頃、博士は自分も職業柄運動不足になるので、ルームランナーには興味が

有り、患者さんに話を聞くことにした。

ルームランナーをどうして購入したかの経緯を聞くと、患者さんの奥さんが一緒に

病院で血液検査を受けたら、肝臓機能が低下している値が出ているので、エコー検査

を受けて下さいと言われた。

エコー検査で　脂肪肝ですね　っと言われたそうで、でも、肝臓の中はまだ大丈夫

ですが、外側に脂肪がベットリと付いていて、それが悪い事をしています。　と。

その脂肪ですが、普通皮下脂肪ですと脂肪自体は袋見たいな中に入っていて悪さは

しませんが、肝臓の外側に付いているのは、むき出しの脂肪で、この状態では脂肪

事態が悪い行いをします。　との事。

内蔵脂肪が悪いと言われる事はこの状態の脂肪だからです。　ですが、この脂肪は

付き易いが取り易い脂肪です　との事。

チョコレートとか、脂肪分の多い食べ物を減らし運動を心がけてもらえば、直ぐに

よくなるそうです。

奥様がそのような事態になったので、考えた末、電動ウオーカーを購入する事にした

そうです。

電動ウオーカーの効果は、2ヶ月後にはハッキリ成果が出たそうです。

肝機能の数値は正常になり、5ヶ月過ぎる頃には体重が5kg位減ったとの事。

体力的にも、強化された見たいで、昼寝をする事が無くなって来たそうです。

一般的に女性の場合、閉経前と閉経後では脂肪の付き方が違うそうです。

若い女性は子孫を増やさなければならない体で、その為の準備で皮下脂肪を蓄え、

その必要が無くなると、内蔵脂肪を蓄えるようになり、体調が悪くなってしまう事が

出て来るので気を付けなければなりません。

しかし、全ての脂肪が悪いと言うので無く、有る程度の脂肪は必要かと思う。

インフルエンザ等の病気にかかった場合、食事が取れず、体に蓄えた脂肪を唯一の

エネルギーとしなければならない時が有ります。

患者さんの奥様もその用な時が有って、治るまでに2kg以上体重が減ったそうです。

患者さんを送り出しながら、博士は自分も少し腹が出て来ているので、一度検査を

受けようと思った。

一般的に会社勤めの方は40才になると人間ドックを受けるように指導されるが

その前にも1年に一度くらい検査をした方が良いらしい。