1 章 ギックリ腰
「ギックリ腰やっちゃた」と40代の男性がやってきた。

ぎっくり腰ほど色々な症状を見せる物は無い。

その瞬間動けなくなってしまうもの。

つーんときたがたいした事ないと思っていても

じわじわと痛さが増してくるもの。

普通に立っていれば痛く無く座っていると立ち上がれなく

なるもの。

寝ていてどんな格好でも痛いもの。でもこれは諦めずに

体勢を変えると痛く無いポジションを見つける事が出きる

一番やっかいなのは椅子に座っていて大した痛みを

感じないがいざ立とうとすると腰に力が入らず下半身不随

状態になるもの。

大体が筋肉の炎症から来る物で炎症を押さえてやらなければならない、

むやみにもんだり、冬場だと筋肉をほぐす

つもりか、暖めてしまう人がいるが、これはダメである。

炎症なのである。冷やさなければならない。

お風呂に入ってもゆっくり体を暖めてはいけない。

彼はこのような事を患者に教えて患部をかばう為

他の硬くなった筋肉をほぐしてあげる。

痛みが強ければ炎症を直す薬を処方してもらう為ペインクリニックへ

行くように勧める。

薬を服用すれば3日でどうにかなる場合が多い。

加筆***筋肉によるギックリ腰の場合予防策で有る程度有効なのは
ストレッチによる筋肉伸ばし(スジ伸ばし)である。
筋力が弱いとなり易い傷害であるが体が固いと尚更起こし易い。
男性の場合、朝起きて初めておしっこをする時とか、顔を洗う時に
ギックリ腰になり易い、これを防止するにはその時の体勢に注意する。
実際どうするか、 おしっこの時は片足にやや体重をかけて上体を
斜めにして横からのぞくようにする。
顔を洗う時は片足を浮かせてもう一方の足に添わせるようにして膝を
少し曲げる。
いずれも背中の腰あたりの筋肉の負荷を軽減する為。
これらを実行する為に足の筋力を強くしておく事が大事である。

腰の筋肉伸ばしは、夜寝る直前に前屈運動で行うが、いきなりやろうと
してもなおさらギックリ腰になってしまうかも知れない。
ムリは厳禁である、最初から両手を床に着けようと思わないでほしい。
最初は片手だけ床に着けようとする動きにしてもう片方の手は椅子とか
テーブルで体を支えるようにして息を吐きながら曲げる。
これを片側3回〜5回程度行う。これも絶対無理に行わない事。一週間も続
けると朝のおしっこの時腰の感じが違って来ている事に気がつく。 

加筆+++ 久しぶりにギックリ腰になってしまった様子を四方山話No.02
に掲載しました。