ハードディスクレコーダーの録画が上手くいかない。
もう5年位使用しているハードディスクレコーダーの録画が上手くいかない状態が2年ほどそのままに
なっている。

状態は録画容量が半分位になった所でよく失敗をする、失敗した物はそのままにしておいて次を録画
しても大丈夫だ。

しかし、失敗した物は途中で録画が途絶えてしまい用を成さない。
このような状態を解決する為自分で修理しようとあれこれ調べてみた。HDDを交換するにはそのまま
入れ替えても当然動かない、レコーダー特有のデータが書込まれている。
 ハードディスクの容量は500GBでそのままの容量であればクローンを作れば何とかなるらしいがそ
れではつまらないし、何時も容量不足でブルーレイディスクに書込む際容量計算に悩まされる。
そこでHDDを500GBから5TBに、つまり10倍の容量にしようかと。
しかし、いきなりリビングの機械をいじくって壊れてしまっては家族に申し訳ない。そこで自分用の
機械で試して見ることにした。2台の機械は同じ型番でこちらで成功すればあちらもっと。
容量は5TBもいらないので3TBで行うこととした。
しかし、調べて行く内にHDDを大きい容量にすると発熱が大きくレコーダーの上蓋を半開きにしたり
と涙ぐましい努力をしているらしい。
そこで、熱い物に蓋をするからいけないので、だったら、外に出してしまえっと。

 PC自作で使用したガチャポンハードディスク交換製品を使用する事にした。
その本体に使用しているファンは4センチほどで結構五月蝿いのでだいぶ前から使用実績の有る200V
ファンの100V使い、を採用する事にした。
120センチ角のファンを本体の上部に取付け、ファンの電源を制御する装置を製作した。
12Vリレーで100Vを入り切りさせて表示ランプも取付けた。それらの写真が下です。

バラック状態で上手く行ったので組み上げて一晩録画して見る事にした。
結果はバラック状態で2時間ほど録画出来たので大丈夫だと思っていたが見事失敗していた。
その時の状態は本体の電源は切れていたが、ハードディスクの電源が入ったままだった。色々原因を調べたが、どうも、ガチャポンへの信号異常だろうと。
HDDを外に出す為に使用した信号線が長い(30センチ 2本使い)通常の長さ(PCでは)は50センチ
ほど。この差で異常になるとは思えないが。 又はコネクタが増えた為の障害か。 
この時には30センチの物一つで足りなかったのでしかたなかった。
今現在は信号線と電源線が一緒になった物が有るので試しても良いが今の状態(現使用)で上手く行っているのでまたにしよう。 下の写真 信号線各種
一番上がPCなどで使用するSATAの信号線。その下が延長用信号線。 
一番下が信号線と電源線が一緒になった物。(50センチ)別々2本購入より安い。そして物は次いで
と折角のガチャポンなので元の500GBを取付けて見たら、
  換装元HDD保存要す      ↑ もう500GBは受け付けなくなった 

 ここでもう一つ人柱的物件を。 
LG製テレビの外付けHDD用に取付けたIO製が録画一覧表を検索しているとフリーズしてしまいショッ
プの人に尋ねるとその機種は対応している表に無いから駄目かもしれないとの事。
ならば分解してしまえっとバラしました。

 中身はWDのグリーンだった          ↑ シリアルをUSBに変換するに重宝 
このUSB変換器を使ってガチャポンの特性をあぶり出した。 そんな事をしている間に注文していた
新しいタイプのガチャポンが届いたのでそちらに変更することにした。
裸のHDDをそのまま入れるタイプで途中にコネクタ変換も入らない。バッチリ上手くいったので次。

 ようやくリビング用ハードディスクレコーダーの修理に入る。まず、下準備。

 ゴチャゴチャしている電源コードの整理。 内蔵HDDのフォーマット。 容量の確認 46時間 

 まず、本体の上蓋に信号線を出す所に印を付ける。

    チョークで印                    長さの確認 

 そしてHDDを外し、信号線の取付け

 

蓋に印を付けた所をハンドニブラーで取り除き   セロテープで保護。

 

ここまで行ったらHDDのクローン化

左に有るファンがAC200Vの100V使用の様子 
とても静かです。
この5TBのクローン化の時、2度躓きました。
最初は1分経たない内に表示が止まったまま。
2度目は周期的なHDDからの異音でまた停止。
これらの不具合回避の為に上で紹介したUSB変換器
が活躍しました。
↑こんな様な作業を終え、 レコーダーに戻し、ガチャポンの良い所は簡単取付け出来る事です。
  まだ46時間のまま      フォーマット完了462時間    それにしてもPLが眩しい 

 そこでパイロットランプに目隠し(キッチンで使用しているテープ二重)した。
ハードディスクのアクセスランプは多少眩しいが我慢出来る範囲なのでそのまま。

リビング用はテレビの下の音響システムラックのガラス越しでテレビとの距離は4メータ以上離れる
のでガチャポン用冷却ファンの音は気になりません。

自分専用の機械は離れの部屋にあるので夏の夜等室温が上昇したまま録画になるのでやはり、大きい
ファンを取付けた方が良いかと思います。
新しいタイプのガチャポンは値段も安いのでもう一台購入して是非とも大きいファンでの稼働を目指
したいと思います。 風穴をどのように作るか時間が掛かりそうなので今有る物を改造するには時間
的に厳しいです
200Vファン用の電源装置が使用されないままに有るので本体にファンが付いたら即運用開始出来ま
す。

録画時間が増えて頻繁にBDに書込まなくてもよくなりましたがそれとて276時間ほどで満タンになり
ます。  そこで、折角のガチャポンですからもう一台HDDをレコーダーで使えるようにしました。
今度は簡単、ただクローンを作れば良いだけです。

HDDが1台遊んでいたので早速クローン化、時間は約7時間ちょっと。同じHDDがベストです。
2台を入れ替えて色々試して見ましたが不具合は有りませんでした。
しかし、ただHDDを増やしとけば良いかと言う事では有りません、レコーダー本体が壊れれば全て失
います。大切な番組は書き出して保存は鉄則です。
健康情報番組などはBDから情報を取り出すのは面倒ですがHDDからですと番組名を書き直して内容が
直ぐに分かる様にしておけば便利です
以前失敗したハードディスクを上から冷却できる物が出来上がりましたので紹介します。
上ケースに空気穴を空け、ファン取り付け用のビスを
準備してファンを取付けたら元に組み付け直します。
五月蝿い4センチファンは取り外します。
設置して稼働させた様子。
ラックの上部の空間を確保して空気の
対流を阻害しないように施した。

眩しさ防止のテープを張って出来上がり
になります。

オープンエアーの環境でも動作音はほと
んど聞こえなくなりました。

200Vファンはロースピードの物。
標準品では音が少し大きくなります。

上ケースの穴を空けるのがちょっと大変でしたがボール盤が有れば少しは楽です。
リビング用は置き場所に制限がありますのでそのまま使用となっています。 2016.12.13